訪問看護をしていると、
「大丈夫です」という言葉に何度も出会います。
今回お話しするご家族も、そうでした。
利用者さんは在宅療養中の高齢の方。
主に介護を担っていたのは娘さんでした。
訪問のたびに、にこやかにこう言われていました。
「大丈夫です。何とかなっています」
現場の看護師からは、
「少し無理をしているように見える」
という声が上がっていましたが、
ご本人は決して弱音を吐きませんでした。
管理者として私が気になったのは、
その“完璧さ”でした。
本当に大丈夫な人は、
何度も「大丈夫」と言わない。
そう感じたのです。
そこで私は、
看護師一人に任せるのではなく、
チームとして関わり方を変えることにしました。
訪問時の会話内容を共有し、
あえてケアの話だけで終わらせず、
「娘さん自身の生活」に話題を向けるようにしました。
ある日、
「最近、ちゃんと眠れていますか?」
そう何気なく声をかけた瞬間、
娘さんの表情が崩れました。
「眠れていません」
「でも、私がやらなきゃいけないので」
その言葉と一緒に流れた涙を見て、
私たちはようやく“本当の支援”の入口に立てたのだと思いました。
そこからは、
訪問回数の調整、地域資源の提案、
そして何より
「頑張りすぎなくていい」というメッセージを
繰り返し伝えました。
数週間後、娘さんはこう言ってくれました。
「ここに相談していいんだって、初めて思えました」
管理者になって気づいたのは、
家族支援は、仕組みで守らなければ続かないということです。
誰かの優しさ任せではなく、
チーム全体で“家族を見る”文化をつくる。
それが、利用者さんの暮らしを守ることにつながります。
もしあなたが、
「家族にも寄り添う看護がしたい」
そう思っているなら、
その想いは管理者という立場で、もっと活かせます。
▶ ゆるり訪問看護リハビリステーション
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https://yururi-darwin.com/main/carrier/


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