こんにちは、管理者の川上です。訪問看護も2年弱の経験となりました。
うち管理者経験はまだ1年にも満たしてませんが、みんなの力を借りていいステーションを作れてきてるのかなと思います。
そんな訪問看護ステーションについて、いくつかブログ形式で伝えていきたいと思います。
これから訪問看護を目指す方々に見てもらいたいです。(特に若手やママさん看護師に見てもらいたい)

訪問看護の現場では、日々さまざまな言葉が交わされます。何気ない会話の中に、人生の重みや深い思いがにじむ瞬間があります。今回は、訪問先で出会った忘れられない言葉をご紹介します。


「あなたが来ると、心が落ち着く。痛みも少し和らぐ気がするよ」

いつも穏やかな笑顔を見せてくれる患者さんが、ふと漏らした言葉。訪問看護は、ただ医療を提供するだけではない。存在そのものが安心感になり、患者さんの心を支えることもあるのだと気づかされました。


「この手で妻を抱きしめた日が、一番幸せだった」

長年連れ添った奥様の隣で、静かに語られた一言。その手は今は思うように動かせなくなっていたけれど、その言葉には確かに温もりがありました。奥様がそっと手を握り返した瞬間、そこには言葉を超えた愛がありました。



「死ぬのが怖くないとは言わない。でもね、ちゃんと生きたと思えるから、それでいいんだよ」

長い闘病生活を送っていた患者さんが、静かに話してくれた言葉。生きることに正解はない。でも、「ちゃんと生きた」と思えることこそが、その人にとっての幸せなのかもしれません。


「ようやくわかってくれる人が来てくれた気がする。病院じゃこんな理解してくれなかった。」

訪問看護に伺った際に、患者さんが涙ぐみながら語った一言。病院では叶わなかった“その人らしさ”に寄り添うことが、訪問看護の大きな役割なのだと改めて感じました。


「長生きしようとは思わなかったけど、いざこんな状態だと’もう少し’って思っちゃうんだね」

病床で静かに語られた言葉。命の長さを決めることはできなくても、その瞬間瞬間をどう生きるかは自分次第なのかもしれません。患者さんの率直な思いに、私たちも深く考えさせられました。


「ありがとうな。次に会う時は、もっと元気な顔を見せるよ」

訪問を終え、玄関を出るときに言われた一言。小さな約束のような言葉に、私たちの心も温かくなりました。

「ありがとうなー、今度外で一緒にお茶しよう!笑」

訪問を終え、玄関を出るときに言われた一言。どうやらむかしはやんちゃしていたらしく、奥さんに「あんたって人はほんとにねー」と怒られてました。周りは笑いに包まれました。


訪問看護は、ただ病気を診る仕事ではありません。人の人生に触れ、最後の瞬間までその人らしく生きるお手伝いをする仕事です。

私たちの訪問看護ステーションでは、一緒に働く仲間を募集しています。興味があれば、ぜひ一度見学に来てみませんか?

患者さんの言葉の重みを感じながら、訪問看護の奥深さに触れてみてください。