こんにちはゆるり訪問看護ステーション 管理者です
引き続き在宅緩和ケアについてです
「どう過ごしたいか」から考える在宅緩和ケア
退院の話が出たとき、
多くのご家族がこう言います。
「家で過ごせたらいいけど…不安で」
その“不安”は、とても自然です。
でも少しだけ、問いを変えてみませんか。
「どこで最期を迎えるか」ではなく、
**「どう過ごしたいか」**という問いに。
病気だけを見ない医療
在宅緩和ケアは、
病気を治す医療ではありません。
けれど、何もしない医療でもありません。
・痛みを和らげる
・息苦しさを軽くする
・不安を減らす
・穏やかな時間を守る
そして何より、
“その人らしさ”を守る医療です。
病院では、どうしても生活が制限されます。
起きる時間、寝る時間、面会時間。
規則の中で過ごす安心があります。
在宅は違います。
生活が主役で、医療はその支えです。
「家で過ごす」は、特別なことではない
よく誤解されます。
「家で看取るなんて大変でしょう?」
「医療が足りないのでは?」
在宅緩和ケアでは、
・医師の往診
・訪問看護
・24時間連絡体制
・医療用麻薬の使用
・必要な医療処置
これらが整います。
病院と同じ設備はありません。
でも、“必要な医療”は届きます。
家族が頑張り続ける医療ではない
一番多い不安はここです。
「私たちにできるだろうか」
在宅緩和ケアは、
家族が介護士になることを求めません。
家族の役割は、
・そばにいる
・声をかける
・手を握る
それだけで十分です。
医療判断は、医療者が担います。
痛みや苦しさはどうなるのか
緩和ケアの中心は“苦痛の緩和”です。
現代医療では、
・オピオイド(医療用麻薬)
・持続皮下注射
・レスキュー投与
・必要に応じた鎮静
が可能です。
「我慢する」は前提ではありません。
苦痛を減らすことは、
諦めではなく医療です。
不安の正体は「見えないこと」
退院調整の場面でよく聞きます。
「訪問看護が何をしてくれるのかわからない」
制度の説明は受けている。
でも、生活のイメージが湧かない。
それが在宅を選べない理由になる。
在宅は、見えにくい。
だからこそ、
私たちが見えるようにしなければならない。
在宅緩和ケアの“中身”
ゆるり訪問看護リハビリステーション では、
- 医師との密な連携
- 24時間オンコール体制
- 痛みの継続的評価
- 家族への心理的サポート
- 看取りまでの伴走
を大切にしています。
最期まで自宅で、を無理に目指しません。
「今日を穏やかに過ごす」
その積み重ねです。
家で過ごす時間の価値
在宅緩和ケアの現場では、
こんな場面があります。
・孫の声が聞こえる
・好きなテレビ番組を一緒に見る
・ペットが足元にいる
・いつもの布団で眠る
それは、
病気の話をしていない時間です。
医療があるからこそ、
生活が守られる。
在宅緩和ケアは、
生活を奪わない医療です。
「最後まで」ではなく「今日を」
在宅を選ぶとき、
「最後まで家で」と決めなくてもいいのです。
途中で状況が変われば、
病院という選択もあります。
在宅は、覚悟の道ではありません。
今日をどう過ごすかの選択です。
正解はありません
ホスピスも、病院も、在宅も。
どれが正解ということはありません。
大切なのは、
・何が不安なのか
・どんな時間を望んでいるのか
を整理すること。
そのために、医療者がいます。
迷っているなら、まず話すことから
在宅緩和ケアが可能かどうかは、
状況によって違います。
でも、
「無理だろう」と決めてしまう前に、
一度話してみてください。
▶ ゆるり訪問看護リハビリステーション
在宅緩和ケアについてのお問い合わせはこちら
https://yururi-darwin.com/main/carrier/
不安をなくすことはできません。
でも、不安を分け合うことはできます。


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