こんにちは、ゆるり訪問看護ステーション管理者の川上です。
今日はうれしいお知らせがあります。
なんと、今月中旬より私たちのチームに 言語聴覚士(ST) が新しく加わることになりました!
これで、すでに在籍していた 理学療法士(PT)、作業療法士(OT) に加えて、
PT・OT・STの三職種がそろい踏み!まるで、リハビリ界の“ドリームチーム”です。
でも、「言語聴覚士って何する人?」って思った方もいるかもしれません。
今日はそのあたりも含めて、「どんなふうに地域のお役に立てるのか?」を
やわらかくお伝えしていこうと思います。
◆「食べる」「話す」を支える専門職、それが言語聴覚士
言語聴覚士(ST)は、「ことば」「飲みこみ」「聞こえ」などの困りごとに関わるリハビリを行う専門職です。
たとえばこんな場面で力を発揮します。
- 脳卒中の後、うまく話せなくなった方の言語訓練
- 誤嚥(ごえん)を防ぐための嚥下(えんげ)訓練
- 認知症でコミュニケーションがとりにくくなった方への支援
- 食事中にむせやすくなった高齢者へのアプローチ
病院ではもちろん、在宅でも「食べる」「話す」「伝える」を守ることは、とっても大事。
ご本人の生活の質(QOL)だけでなく、ご家族の安心感にもつながります。
今まで私たちのステーションにはSTがいなかったので、こういった困りごとには限界がありました。
でも、これからは 在宅での“ことばと食べる”を支える存在が、チームにいる。
これは、本当に大きな一歩です。
◆PT・OT・STの三職種そろい踏み!チーム力がグッと高まります
私たちはこれまでも、PT(歩く・立つ・動く)やOT(日常生活動作の改善)を通じて、
多くのご利用者さんのリハビリをサポートしてきました。
でも、リハビリの現場でよくあるのがこんな場面。
「足腰は少しずつ良くなってきたけど、ごはんを食べるときにむせてしまって…」
「本人の意志が分かりづらくて、リハビリの目標設定が難しい」
「声が出にくくて、ご家族とのコミュニケーションが取れない」
これらはまさに、STの得意分野。
STが入ることで、PT・OTだけではカバーしきれなかった部分がフォローできるようになります。
つまり、ご利用者さんを**“まるごとサポート”できる体制**が整ったということ。
これって実は、地域の中ではなかなか少ないんです。
「リハビリが三職種そろってる訪問看護ステーション」は、地域の中でとても貴重な存在なんですよ。
◆認知症予防にも期待!在宅リハビリができること
最近、「リハビリで認知症予防?」という話を耳にすることが増えました。
実はこれ、しっかりとした根拠があります。
脳に刺激を与えること、体を動かすこと、人とコミュニケーションをとること——
こうしたことが、認知機能の維持や向上に役立つとわかってきているんです。
STは特に、「話す」「聞く」「考える」をうながすリハビリが得意。
それに加えて、PT・OTによる運動や生活訓練を組み合わせることで、
身体も頭もバランスよく活性化できるんです。
認知症予防って、難しいことじゃありません。
日々の暮らしの中で、できることをコツコツ積み重ねることが大切。
そのお手伝いが、私たちにはできます。
◆「うちの地域に、こんなステーションがあってよかった」と言われたい
私たちが目指しているのは、「なんでも相談できる地域のかかりつけステーション」。
医療や介護の枠をこえて、ご利用者さんやご家族に寄り添い、
その人らしい暮らしを支えたいと考えています。
そして今回、STが仲間に加わったことで、その実現にまた一歩近づけた気がしています。
ご本人、ご家族、ケアマネさん、主治医の先生…
いろんな人と連携しながら、その人にとってベストな支援をチームで考えていきます。
地域で暮らすすべての人が、
「自分らしく、最期まで、自宅で」
そんなふうに思える世の中にしたい——その想いはこれからも変わりません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ご質問やご相談などあれば、どうぞお気軽にご連絡ください。
そして同じように共感してくれる仲間を募集しています!
詳しくはwebページにてお問合せください!
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