こんばんば、代表の横平です。
とある訪問看護ステーションの経営者と話をしていて、スタッフの“やる気”について意見を交わす場面がありました。その中で、
「やる気のある人が欲しい」
「やる気のない人はちょっと…」
という話が出たのですが、これは経営者としての本音であり、多くの事業主が抱える課題でもあります。
そこである考察が出てきます。

“やる気”の難しさ

まず、やる気を測る明確な基準というものは存在しません。経営側が「この人はやる気がある」と感じる基準は、人によって異なりますし、何よりも“やる気”は感情に左右されるものです。

さらに、スタッフの感情や行動を無理やり変えようとすることは、現実的ではありません。監視下で徹底したプロセス管理を行うことも不可能に近く、それがかえって働く人のストレスを増大させる恐れもあります。

求められる現実的なアプローチ

理想的な“やる気”を持った人材を探すのは容易ではありません。特に経営者が求めるレベルのやる気を持つ人材は、すでに自ら経営を始めていることが多いのが実情です。そのため、採用時に“やる気”を条件とするのは難しいのです。

そこで、現実的なアプローチとして重要になるのが、“普通の人”が働きやすい環境を作ることです。そして、その中で特に注力すべきポイントは次の二つです:

  1. 時間内で業務を全うしてもらうこと
    • 勤務時間内だけでも、会社として求める業務をしっかりこなせる人を採用する。
    • このためには、個々のスタッフの特性やスキルを見極めて適切な業務を割り振ることが経営側の責任となります。
  2. 評価と対価を明確にすること
    • 頑張りが報われる評価基準を設け、それに応じた対価を提供する。
    • これにより、スタッフが納得感を持って働けるようになります。

適材適所の職場作り

適材適所の配置ができる職場では、自然と批判や不満が減少し、働きやすい環境が生まれます。このような環境では、スタッフ同士の“あーだこーだ”といった不平不満が抑えられ、採用のハードルも下がります。

ただし注意すべき点は、その人のためだけに特別なポストを作ることです。個人を優遇する形でポジションを設けると、他のスタッフの不満につながる可能性が高くなります。そのため、全員が納得できる形で業務を設計し、それぞれがパフォーマンスを発揮できる場を提供することが重要です。

みんなが気持ちよく働ける職場を目指して

東京都三多摩地区には、豊かな自然や落ち着いた街並みが広がり、地域の人々と密接につながる環境があります。このエリアで訪問看護を行うことは、地域社会に根ざし、利用者さんやその家族と深く関わることができる仕事です。

スタッフ一人ひとりが自分の役割をしっかり果たし、評価される職場は、働く人たちのモチベーションを高めます。

私たちが目指すのは、ただ仕事をする場所ではなく、働くことで“心が動く”職場です。人の気持ちは簡単には変えられませんが、環境を整え、スタッフ一人ひとりが輝ける場を作ることは、経営側の使命でもあります。

「この場所で働きたい」「この仲間と一緒に頑張りたい」と思える職場を、一緒に作っていきませんか?
ゆるり訪問看護ステーションでは、現在、府中市と調布市にステーションがあります。
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